犬を飼う時 フローリングの対策
見た目も良く掃除もしやすいフローリング材は現代の住宅では7〜8割程度と非常に多い床材です。
またワンちゃんを飼う上で「滑る床で犬を飼育してはいけない」というのは知られている為、相談も多くいただきます。
フローリングもしっかりと対策をしてあげれば足への負担もなくなり、掃除もしやすいという利点がある床材になります。
このページではワンちゃんを安心して迎えられるフローリング材の対策についてお話しします。
フローリング対策
フローリングの対策は下記のように行います。()は用意する道具です
・滑り止めのフローリングワックスを使用する(滑り止めフローリングワックス)
・足裏の毛をカットする(部分カット用バリカン)
・肉球の手入れ(肉球用のクリーム)
・爪切りをする(爪切り、ヤスリ)
対策を行う前と対策を行った後の動画をご覧ください。
↓対策前
↓対策後
対策後は肉球がしっかりとグリップしていて足が滑る様子がありません。
これならフローリングでも心配なくワンちゃんを育てられますね!
それぞれを解説していきます。
フローリングワックスを使用しましょう
家中全てにカーペットを使用することを検討する飼い主様をおりますが、家全体を考えるとあまり現実的ではないのでフローリングワックスを使用してあげることをお勧めします。
↓画像のような滑り止め用ワックスが販売されています。
実際に犬舎の床材に施工してみます!
犬舎の応接スペースの床にワックスを掛けてみました。
あらかじめ掃除した床に液状のワックスを染み込ませた布で拭いて30分放置するだけなので簡単でした。
特別ベタベタする訳でもなく人にとっても嫌なものではありません。
効果はそれほど持たないと思いますが、そこまで大変な作業ではないので数ヶ月おきにワックス掛けしてあげましょう!
ワンちゃんの肉球の毛をバリカンでカットしてあげましょう
まずはワンちゃんの足の裏を見てみましょう。
このように肉球と肉球の間に毛が生えています。
この毛が肉球と床との間に毛が挟まってしまう為、せっかくのフローリングワックスも滑り止め効果が薄くなってしまい足に負担をかけてしまいます。
ペット用バリカンを使用して足の裏の毛をカットしてあげてください。
足の裏の毛をカットするだけならホームセンターなどで売られている部分カット用ペットバリカンで充分です。(長さ調整用アタッチメントも必要はないので安価なもので充分です)
↓今回使用したバリカン
↓左手がカット前、右手がカット後になります。このように肉球にかかる毛をカットしてあげてください。
↓全部カット出来ました!
肉球の手入れ
バリカンで肉球の毛をカットして肉球とフローリングがグリップするようになったので、肉球のメンテナンスもしてあげましょう。
肉球がカチカチになってしまうとグリップも悪くなり、ひび割れもおきてしまいます。
クリームを塗ってあげると滑り止め効果とプニプニの肉球を維持できるのでお勧めです。
爪切りも忘れずに
お散歩が多いこの場合は爪が路面で削れてしまうのでほとんど爪を切ることがないと思いますが、爪が伸びてしまった場合にはフローリングを傷つけてしまうので爪切りをしてあげてください。
犬の爪は血管が入っているので人間に比べて少し難しいのでペットサロン、獣医さんで切ってもらうことをお勧めします。
自分で爪切りをしてみたい方は下記の記事も参考にしてみてください!
これでフローリングの滑り止め対策は完了です。